祇園祭は八坂神社の祭礼であり、京都三大祭の一つとして知られています。また、日本を代表する伝統的な祭りとして、国内外から多くの人々が訪れます。その起源は869年にさかのぼり、疫病の流行を鎮めるために行われた神事が始まりとされています。現在では7月の1か月間にわたってさまざまな行事が開催され、なかでも7月17日と24日に行われる山鉾巡行は祭り最大の見どころです。
山鉾巡行の前3日間には「宵山」が行われます。この期間中は京都中心部の一部道路が歩行者天国となり、街には多くの屋台が立ち並び、お祭りムードに包まれます。宵山では山鉾を間近で見ることができるほか、神の使いとして選ばれた「稚児」の姿を見ることもできます。稚児は7月13日から17日の山鉾巡行終了まで地面に足をつけないという伝統を守りながら祭りに参加します。宵山は18時頃から23時頃まで行われ、多くの人が浴衣姿で京都の夏の風情を楽しみます。
山鉾巡行では、豪華絢爛な山鉾が京都の街を進みます。「山鉾」とは「山」と「鉾」の総称で、7月17日の前祭では23基、7月24日の後祭では10基の山鉾が巡行します。巡行は17日が9時頃から13時頃まで、24日が9時30分頃から11時50分頃まで行われ、四条通、河原町通、御池通を中心とした約3kmのルートを進みます。
宵山や山鉾巡行に加え、ぜひご覧いただきたい行事の一つが「神輿渡御」です。7月17日18時頃から八坂神社を出発し、神様を乗せた神輿が氏子たちによって担がれながら市内を巡行します。そして7月24日には神輿が八坂神社へ戻り、一連の神事が締めくくられます。
祇園祭は京都を代表する伝統行事であり、京都の歴史や文化を身近に感じられる特別な機会です。祭り期間中は交通規制や混雑が発生する場合もございますが、それ以上に活気あふれる京都ならではの雰囲気をお楽しみいただけます。四季折々に美しい表情を見せる京都ですが、祇園祭の時期には街全体が祭りの熱気に包まれ、いつもとは異なる特別な魅力を感じていただけることでしょう。